主 産 地 | ペルー、フランス領ギアナ、パナマ、ベネゼエラ、そしてブラジルに生育している。 |
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別 名 | カシケ | |
外 観 | 驚くほど滑らかで均一な肌目を持っており、心材は鋸断当初は息を呑むほどに鮮やかな赤色をしているが、その色は時間の経過とともに次第に濃色になる。辺材は黄白色で広く、心材と辺材のあいだには厳しい線がひかれている。また時に黄褐色から金色の筋があらわれていることもあるが、この木材は模様のうつくしさというよりは、その独特の色によって賞賛を浴びている樹種である。 |
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主要特性 | 肌目と木理は、木によって非常に異なっている。木理が通直のものもあれば、交錯または波状のものもある。同様に肌目も多くのものが精、または中庸であるが、木によって差がある。乾燥時にねじれを生じる傾向があるが、乾燥は速く、乾燥後は安定している。耐久性は非常に高く、光沢も非常に良い。 |
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用 途 | 弓や象嵌細工、釣竿の柄、ステッキ、定規、家具、ベニヤ |
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備 考 | サテンのようだと形容されることが多いが、やはりブラッドウッドという名前が最もふさわしいだろう。なぜならこの木材の赤色はとても鮮烈だからである。時々、ブラジルウッドと呼ばれることがあるが、そちらとは別の樹種なので混同しないように。 |
総 称 名 | ムイラピランガ・ブラッドウッド | |
学 名 | Brosimum paraense | |
産 地 | ブラジル・スリナム | |
科 目 | クワ科 | |
比 重 | 気乾比重 0.9〜1.05 | 広葉樹 |