主 産 地 | メキシコからブラジル南部にいたる熱帯アメリカにh広範囲に分布している。 | |
別 名 | アマランス、グアラブー、パウ・ロッショ | |
外 観 | 辺材は白色または灰色、時に紫色の縞がある。心材は新鮮なときはくすんだ褐色または、灰褐色、大気にふれると、紫褐色ないし濃い紫色または紫色になる。辺材との区別ははっきりしている。味や香りはほとんどない(乾燥材)。肌目は精またはやや精、木理は一般に通直、時に交錯、光沢は中庸、材の色調は人目をひく。 |
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主要特性 | 乾燥はかなり速く、劣化もほとんどない。また乾燥後の狂いもほとんどない。曲げの強さ、圧縮の強さ、剛性は高く、耐衝撃荷重性は中庸である。蒸し曲げに対する適性は中庸。加工はかなり難しく、刃先を鈍磨させる性質は中庸から重度のものまである。釘打ちにはした穴が必要であるが、接着性は良く、表面仕上げも良好である。スピリット系の塗料で仕上げると、せっかくの紫色が色あせする傾向がある。辺材は虫害を受けやすいが、心材は非常に耐久性に優れ、保存薬剤による処理はきわめて難しい。辺材は透水性があり、保存薬剤を吸収する。 |
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用 途 | 原産国では、キャビネットや家具の材料として、さらには橋、淡水で使用する杭、埠頭や波止場などの大規模な屋外建築工事に用いられる。また彫刻や木彫にももちいられ、ろくろ細工では道具の柄、工芸小物などに加工される。特殊な用途としてはボード建造、体育用具、ダイビングボード、スキー、車大工、ビリヤードのキュー、化学薬品の容器、濾過機の圧搾板などにも使われる。またスライスカットされて化粧単板にされる。 |
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備 考 | 織物の繊維を染める染料がこの木材から抽出できる。この木材はあまり変化はない。 |
総 称 名 | パープルハート | |
学 名 | Peltogyne spp. | |
産 地 | ブラジル・スリナム | |
科 目 | マメ科 | |
比 重 | 気乾比重 0.80〜1.00 | 広葉樹 |