主 産 地 | ブラジル東沿岸部のバヒアから南の森林に生息する。 |
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別 名 | ペルナンブーコ、フェルナンブコ、パラウッド、バイアウッド、パウブラジル、ブラジレット、ブラジルアイアンウッド | |
外 観 | 心材は明るい橙色から、深みのある濃色の暗赤色まで豊かに揃っている。濃赤褐色の変化に富んだ大理石模様の杢を持っており、そのなかにところどころピンノットがある。。(ピンノット‥節のなかでも枝が生きている間に幹に取り込まれたものを生き節と言い、組織はつながっている。その小さなものをピンノット(葉節)と呼ぶ)木理が通直なことで選択される場合が多いが、しばしば交差している。肌目は凝縮されており、精で滑らかで均一である。天然の光沢がある。 |
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主要特性 | 非常に重厚な木材で、劣化をさけるために乾燥は時間をかけて行う必要があるが、乾燥後は非常に安定している。あらゆる基準で高い強度を誇るが、蒸し曲げには適さない。加工は時に困難で、刃先を鈍磨させる性質が強いため、つねに刃先は鋭く研磨しておく必要がある。 しかし切削仕上がりは良い。釘打ちには下穴が必要であるが、ネジの着性は良い。耐久性は非常に高く、接着性も良い。非常に滑らかで光沢のある輝度の高い表面仕上げを得ることができ、またしばしばヘビのような波紋杢があらわれているものもある。虫や真菌の害に対しては、耐性がある。 |
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用 途 | 染料を採るための木材として広く世界中に知られているが、その比重、柔軟性、強度、弾性のため、バイオリンの弓の材料として最適と賞讃されている。また装飾品用ろくろ細工や、ピストル、ライフルの銃床の材料としても人気が高い。 |
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備 考 |
総 称 名 | ブラジルウッド | |
学 名 | Caesalpinia echinata | |
産 地 | ブラジル | |
科 目 | マメ科 | |
比 重 | 気乾比重 1.20〜1.28 | 広葉樹 |