オバンコール
主 産 地  樹高の高い木は西アフリカ特にコートジボアール、ガーナに生育する。ナイジェリア南部およびガボンからも。
別   名  amazakoue、anokye、ehie、hyeduanini
外   観
 辺材は生材の時には黄白色であるが、乾燥により灰色がかってくる。心材は生材では黒褐色、時として悪臭がある。次第に黄灰色となる。中心部よりも辺材に近いあたりの色が濃い。老熟すると柾目で灰褐色で狭い黒色の縞をもつものと、もっと幅広の銅色の光沢をもつ縞をもつものとがある。

主要特性
 曲げ強さ、圧縮強さは中庸で、耐衝撃性も中庸である。剛性が低いにもかかわらず、蒸し曲げに対する適正は低く、浅い角度で曲げることができるだけである。切削抵抗性はやや高く、材中にシリカ(石灰質の成分)を含むことから刃先はを鈍磨させる性質があります。

用   途
 高級家具、キャビネット、テーブル、ギターBack&Side、フローリング材

備   考
総 称 名  オバンコール
学   名  Guibourtia ehie
産   地 コートジボアール、ガーナ、ガボン
科   目  マメ科
比   重  気乾比重 0.75〜0.85  広葉樹
参考資料:世界木材図鑑(産調出版)
       木材活用ハンドブック(産調出版)
       熱帯の有用樹種(大日本山林会)
       木材加工面がわかり樹種事典