主 産 地 | 地中海沿岸地帯に、主に果実とオリーブオイルを採取するために植えられている。 | |
別 名 | |
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外 観 | 辺材は淡乳白黄色で模様がないが、心材は淡褐色の地に中褐色から暗褐色、さらには黒色の非常に魅力的な変幻自在の模様を有している。木理は通直からかすかに交錯で、肌目は非常に精で均一である。 |
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主要特性 | 時間をかけてゆっくりと天然乾燥させる必要がある。特に厚い木材の場合、あまり早く乾燥させすぎると、心割れや亀甲割れを生じるおそれがある。人工乾燥では順調に乾燥させることができる。乾燥後もかなり狂いを生じる。辺材は短い半径で曲げることが可能であるが、樹脂の浸出のため蒸し曲げに対する適性は中庸と分類されている。交錯にた木理が機械に影響するため、加工はかなり困難である。切削抵抗性も高く、刃先は鈍磨させつ性質も中庸である。釘打には下穴が必要。接着性は良く、表面仕上げも良好である。 心材は平均的な耐久性があるが、保存薬剤の処理は難しい。心材は透水性があり保存薬剤を吸収する。 |
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用 途 | 非常に魅力的な木材は、耐摩耗性にも優れていることから、公共建築物の装飾性の高い床材として最適である。また、家具、キャビネット、羽目板などに広く使われ、ろくろ細工にも適しており、道具の柄や工芸小物、木鉢などに加工される。彫刻や木彫にもよく用いられ、スライスカットされて化粧単板にもされる。 |
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備 考 |
総 称 名 | オリーブウッド | |
学 名 | Olea europaea | |
産 地 | イタリア・スペイン・トルコ・ポルトガル | |
科 目 | モクセイ科 | |
比 重 | 気乾比重 0.80〜0.88 | 広葉樹 |