紅木(KOUKI)
主 産 地  インドの南東部、アンドラ、プラデッシュのクッダパー(Cuddapah)地方およびスリランカにのみ分布
別   名  日本では紅木、紅木紫檀、古くは米檀、赤檀と呼ばれた
外   観
 辺、心材の区別ははっきりしており、心材で新鮮なものは鮮紅色を呈して、空気に長くさらされて暗色となり、緑色の光沢をそえる。材はかすかな香りとやや収斂臉性の味がある。

主要特性
 最も重硬な木材の部類に入り木口面を研磨すると、明暗両層が交互に排列している。材は磨くと美しい光沢を生じ、削った木片を水に浸すとサンタリン(Santalin)なる色素を生ずる。浸出液は、紫外線によって黄色の蛍光を放つ。

用   途
 材の美しさから高級家具材などの装飾的用材、キャビネットなどに、また色素は染料に用いられる。他に三味線などにも用いられる。

備   考
 
 
総 称 名  レッドサンダー
学   名  Pterocarpus santalinus Linn.f.
産   地  インド
科   目  マメ科
比   重  気乾比重 1.20  広葉樹
参考資料:世界木材図鑑(産調出版)
       木材活用ハンドブック(産調出版)
       熱帯の有用樹種(大日本山林会)