主 産 地 | せーシェル諸島、南インド、アンダマン諸島、ビルマ、タイ、ラオス、インドシナからマレー半島、フィリピン、ボルネオ、インドネシア、パプアニューギニアに広く分布している。 | |
別 名 | プラドゥー | |
外 観 | 辺、心材の区別は明瞭で、辺材は白色ないし淡黄色、巾は2.5センチとか4〜6センチなどの記録がある。心材は黄色のものと鮮やかな赤色を帯びた黄褐色のものの2種類があり、この色調の相違は成長の環境によるといわれている。また材はかすかな芳香を放つ。肌目はやや粗、木理交錯し波状杢を生ずる。道菅は大形で、環孔状に配列し、板目面ではリボン状の杢が出ていてリップルマークが顕著である。(注)リップルマーク:板面に現れるさざ波のような微細な模様。 年輪ははっきりして板目面に濃い縞模様となっている。この属の樹種は、木材やその透水液が紫外線によって黄色や青色などの蛍光を発するものが多い。 |
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主要特性 | 材はやや重硬で、濃色の材ほど重い。強度は中庸で釘持ちは良好、加工、乾燥ともに容易で、狂い、割れも殆どなく、仕上り、塗装もまた良好である。耐久性はあり、シロアリその他の虫害には抵抗力があるが、辺材はヒラタキクイムシに侵されやすい。防腐剤の注入は困難とされている。 |
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用 途 | 縞模様と鮮やかな黄褐色の美しさは、優良材として高級家具材、キャビネット、羽目板などの装飾用材に珍重される。また、大きい樹木の板根のところはテーブルトップとして優れている。樹皮にはタンニンがあって染料と針、樹液は同じく染料や薬用になる。 |
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備 考 |
総 称 名 | 花林 | |
学 名 | Pterocarpus indicus | |
産 地 | ラオス・ベトナム・カンボジア | |
科 目 | マメ科 | |
比 重 | 気乾比重 0.50〜0.70 | 広葉樹 |