ココボロ(COCOBOLO)
主 産 地  メキシコからパナマまでの中央アメリカ太平洋岸に自生せいている。
別   名  グラナディロ、パリサンダー、ニカラグアローズウッド
外   観
 切断後すぐは、心材は黄橙色から深みのある豊かな赤色までが配列した地に、多数の黄色、橙色、赤レンガ色の斑状の筋や斑紋が入った状態であるが、時間の経過とともに全体が深みのある豊潤な赤橙色に変わり、それに濃色の筋と斑紋が入る。心材とはっきり区別できる辺材は、ほとんど白色に近い色をしている。木理は通直から不規則まで多様で、時に波状である。肌目は精で中庸、一定している。

主要特性
 乾燥は非常にゆっくりで、干割れや表面割れを生じやすいが、乾燥後の寸度の安定性は非常に高い。手道具でも機械でも、加工性はそれほど悪いというわけではないが、少しは先を鈍磨させる性質があり、常に刃先は鋭く研磨しておく必要がある。機械工具を当てると、精油が柔らかな芳香を放つ。微細な木粉が皮膚を橙色に染め、炎症を起こし痒みを生じさせることがある。
 剛性の高い木材で、あらゆる尺度で高い機械応力を示すが、それはこの木の最終目的にとってはあまり重要ではない。生来の高い油性のため、接着性は良くないが、ていねいに作業すればすばらしく滑らかな表面仕上げが得られ、大理石のような冷たい触感が生まれる。心材は非常に耐久性があり、保存薬剤による処理は難しい。
 石鹸水に長くつけるか、たびたび浸すと材色が黒くなる性質がある。
用   途
 ろくろ細工に理想的な木材で、ナイフなどの食器の柄、道具の柄、ブラシの柄、楽器、馬杖、ボーリングのボールなどに加工される。チェスの駒、宝石箱、象嵌細工の小箱など工芸小物が作られている。

備   考
 
 
総 称 名  ココボロ
学   名  Dalbergia rutusa
産   地  メキシコ
科   目   マメ科
比   重  気乾比重 0.99〜1.22  広葉樹
参考資料:世界木材図鑑(産調出版)
       木材活用ハンドブック(産調出版)
       熱帯の有用樹種(大日本山林会)