主 産 地 | 温帯気候に生育する非常に種類の少ない常緑広葉樹の一つである。イギリス、ヨーロッパに生育する | |
別 名 | ||
外 観 | 木材の色は淡橙黄色で、木理は通直のものもあるが多くが不規則で、特にイギリス産の小ぶりの木材は不規則なものが多い。肌目は非常に凝縮された感じで、精で均一である。 |
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主要特性 | 乾燥は非常に遅く、丸太のまま乾燥させると、激しい表面割れや干割れを生じる可能性が非常に高い。一般に乾燥は、両端を塩または尿素の溶液に浸け、コーティングした後に行うようにする。丸太は縦半分に切断した後、全体を何かで被うようにした保管状態で乾燥させる必要がある。非常に緻密で、硬質で、耐久性の高い木材であるが、切削はかなり困難で、ほぞ穴加工に際して焦げが生じる可能性がある。そのため刃先はできるだけ鋭く研磨しておく必要がある。木理が不規則な部位は、鉋削り¥に際して裂けを生じることがある。 剛性は高く、圧縮強さ、タイ衝撃性ともに良く、蒸し曲げに対する適性もよい。釘打には下穴が必要。接着性は良く、ステイン材と艶出し材で美しく仕上がる。 |
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用 途 | 精で滑らかな肌目、ろくろ細工に対する優れた適性、これからの特性にボックスウッドは非常に高く賞賛されている木材です。織物用芯材、シャトル、滑車、ボーリングのピン、クロケットの木槌、そして特に工具の柄によく用いられる。また木彫の材料としても人気は高い。他、測定器具、定規、版木、楽器の部材、チェスの駒、コルクスクリューの柄などがある。また象嵌細工の線や帯に、あるいは年代家具の模造品の材料として、さらにはアンティーク家具の修理などにも使われる。 |
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備 考 |
総 称 名 | ボックスウッド | |
学 名 | Buxus sempervirens | |
産 地 | フランス | |
科 目 | ツゲ科 | |
比 重 | 気乾比重 0.93〜0.98 | 広葉樹 |