11月8日(木)
本紫檀緊急情報
現在、ラオスからの原木輸出禁止が続いていますが、昨年秋までは順調に角材での輸出が
続いていました。その中で中国人がキャッシュを持ってラオス国境まで出掛けて行き、買い
始めました。その内にタイ産の本紫檀も輸出を手掛ける人が出てきて混乱が始まりました。
中国人同士で入手競争が始まり、値段が高騰していき、最後には上手く手に入らない人が
政府に訴えたということです。それ以降、ラオス国境でも取締りが始めると共に、バンコックでも取締りが強化され、現在までに取り押さえられたコンテナが430とも言われています。
430コンテナといえば、約5,000M3 に当たります。殆どが本紫檀ですから本当に凄い量になります。
噂ではUS$4,000/M3 であれば買えるということですが、日本市場には、とてもとてもという品質です。
私も200M3 くらいのものを1年位前に検品しましたが、現在、取り締まりを逃れて輸出されているのも、
日本で使えるのは 30%前後いう状態の角材です。従って、日本市場にはUSUS$2,000/M3
でもどうかと
思われる品質です。 中国市場も土地・株などが異常な値上がりを見せ、日本のバブル景気を思わせる
状況で、一説には、オリンピックのある2,008年には、バブルが崩壊すると言われています。
そうすれば、
実需だけではなかった物品が値下がりの方向で動き出すかもしれませんね。
現在の本紫檀は30%程度が日本の仏壇業界で使える品質で、US$5,000-US$6,000/tonという
異常な単価で中国市場で販売されています。しばらく様子を見るしか方法はないですね。
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