唐木のダイキン 黒檀・紫檀・各種木材の輸入販売
2005/9/8
盛和塾 関西地区 塾長例会
盛和塾《関西地区》塾長例会 平成17年9月8日
1. 盛和塾<滋賀>
鍛造会社
社員数 20名 売上げ5.5億円
経営理念 「・・・・・全社員の生きがいと幸せを創造する」
シャフトの鍛造日本一のメーカーを目指して
@ 同業者のM&Aについて
横浜で8名の会社が閉鎖するということで、M&Aについて考えたので
すが、従業員が58才〜70才ということで従業員が閉鎖を喜んでいる
ということでM&Aを諦めたが、次回の対応は?
塾長の答
鍛造という仕事は、なくならない仕事でやりたがらない仕事だから、
これからの狙い目です。ただ、自社の財務内容が悪い場合、投資額
が大きいことを考えてはダメで買収するのは機械、人、顧客に絞る
べきです。今回の場合だと、顧客を紹介してもらい、技術が追い付
かない場合、横浜の会社から機械を買い受け、毎日ではなくても
技術指導にきてもらうということを考えるのが良いと考えます。
A 人財育成について(幹部の意識改革をどうすれば良いか)
受注が少なかっても注文分の仕事が終われば、すぐに帰ってしま
う。配達に行って、注文を取ってこようという意識が少ない。
塾長の答
20名程度の会社なら社員を精鋭にすることを考えるべきで、会社の
使命という大儀名分が動機付けになって、社員さんはより一所懸命
に働くようになる。
京セラでも30年前から太陽電池の開発を手掛けてきたが、資源は
少なくなってきても陽エネルギーはなくならないので開発して欲しい
とお願いして、ようやく花開いたのですが、現在シャープに次いで
世界第2位のシェアーを持っています。
コンパの席で社員さんに我々は素晴らしい仕事をしているということ
を訴えていかないとダメです。現在従業員数は20名ですが、200名
にしていく。我々は誇り高い立派な仕事をしているというように社員
の意識改革をしないといけない。
また、経営者意識を持った社員を多く作らないと大きくならない。そこ
で経営者意識を持った人を育成する必要があります。特に幹部の人
に「皆さんも経営を考えてください」をお願いすることが必要です。
2. 盛和塾<岐阜>
有機肥料の製造販売60%、産業廃棄物35%、その他5%
従業員数 11名 売上げ1.1億円
お茶かす、紅茶のかす、おからなどから有機肥料を製造
@ 営業所の進退問題
出雲に営業所があるのですが、社員の使い込みが発覚。それ以
降、厳しくしているせいか社員が集まらない。
塾長の答
非常に面白い仕事に見える。やりようによっては、将来性がある。
Wチェックによって、不正は防げる。ボロ会社には優れた人は来な
いのですから、この社員をどう精鋭にしていくかを考えるべきです。
頼りない人を立派な人に育てていく。社長は社員と一緒に苦楽を
共にする意識を持たないといけない。優れた人は来ないので優れた
精鋭な人を作らないといけないのです。
生ごみから有機肥料を作るのは非常に魅力的で、すぐ5億円、10億
円に売上げがなると思われます。事業計画を作成し、それに賛同
する人を求めれば賛同する人はいると思われます。
自分では先が見えないと思われているが、非常に魅力ある仕事
に見えます。
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